クローン男子の快楽処刑は、際限なく続けられている。いつになったら終わるのか、皆目見当もつかない。だが、運命の歯車は、ひっそりと……すこしずつ……回り続けている。
変哲もない一歩ずつの前進。
だがそれは着実に、なんらかの変化を水面下に与え、それがじわりじわりと大きくなっていって、最終的には、決定的に歯止めが利かないほどの激流となり、その奔流が最後の決め手、決着へと結びついていく。
相変わらず、クローンの受難に変化はないように見える。そして、実際にハードコアの計算は完全完璧であり、ほんのわずかな狂いも隙もあってはならないよう、ガッチガチに組み込まれている。
一見すると、本当に完膚なきまでに、研究所の魔の手が、確実に少年の下半身に迫り、その大切な器官から生殖細胞を吐き出させ、これを際限なく続けていくことで、膨大な魔力を、永久に奪い続けることができているように見える。
そのエネルギーは、魔の力を借りた代償として支払われつつ、研究所、その首領たるハードコア自身の”財産”となっている。
その財産がもっともっとと蓄積され、相当量に達することができさえすれば、おそらく研究所の固く閉ざされた出入口は、完全に開放されてしまうことだろう。
そこから瞬時にして、全地上を覆い尽くす魔のパワーは、人間の在り方と仕組みと思考のすべてを、あっという間に塗り替えてしまうことになる。それは自然の摂理そのものを乗り越え、人の思考を支配し尽くし、完全にコントロールするための道具に貶めてしまう。
もともとは……性快感の絶頂で、男女を精神的に無にした暁に完全洗脳し、その瞬間に、支配者の言うことならどんなことでも聞き、どんな苦痛を浴びても、絶頂し続けながら任務を完遂するために、人の肉体と精神を完全に乗っ取ることが、研究所の目的だった。
戦場で全身に銃弾を浴びても、もはや痛覚は滅亡し、ただ性的な快楽だけが、全身を駆け巡り続けているので、支配者の命令どおりに、生命活動が停止するまでマシンガンを連射しながら突撃し続ける。全力疾走で100キロでも200キロでも走り続け、筋肉と肺が断裂して大量に吐血しながら、全身すべての筋肉の激痛をさえ感じなくさせることができ、あとは人海戦術で、敵の領土を奪う捨て駒にできる。何をされても、どんな金持ちでも、喜んですべてをなげうってくれる。
そのために、人間の脳髄根幹から支配し尽くす最善の手段が、性感絶頂と突き止めた研究所は、それを実証し、さらにはもっと強い快感を与えて、手早く着実に洗脳する方法を、日々秘密裏に、実験し続けていた。
その後ハードコアが魔界と接続したせいで、彼女自身が独走するようになって、研究所の支配層もろとも乗っ取られてしまって、現在に至っている。
唯一、天才クラモチの残したクローン少年だけが、たった独り残された男の子として、研究所内を冒険させられている。彼に施された改造によって、イキつくしても記憶をリセットされ、いつまでも性感天国の犠牲になり続ける。
一方で、彼に後程施された淫闘気パネルによって、戦闘が長引くほど、女敵サイドも感極まりやすくなる仕掛けが実装された。また、レベルが違いすぎる3人が送り込まれたときに、根底的なバグが生じて、戦局が狂うことも確認された。
ハードコアは完璧主義だ。淫闘気パネルの効果も、アンバランスなセックスバトルの反動も、すべて計算に入れたうえで、次の作戦に打って出る。
今度もまた、抜かりなくこの男の子供を昇天させ続け、20回目のアクメ感覚で、またその記憶を奪える程に悦ばせ続けることができる。
それをくり返せばくり返すほど、魔力を地上に満たすほどのエネルギーを、このたった一人の男児から、絞り出すことができるのだった。
そうして……たしかに少年と年端の近い女子の方が、彼の心をくすぐりはするけれども、結局のところ、生殖行為において格段に優れているのは、肉体的に完全に成熟し終わった女性、つまりおとなのレディであることに、変わりはないことも分かっている。
今度は、ずいぶん年代の離れた、10歳くらいは年長のおねえさんたちを、3人送り込むことにした。
おとなの色香と完成した女体が、精通したての耐性がない肉体を完全篭絡し、その色気と、どん欲な搾精能力で、とことんまで体液を絞りに絞って、徹底的に魔力を吸い取ることができることだろう。
淫闘気パネルの効果が侮れないことも計算に入れつつ、致命的バグが生じうる可能性も、ちゃんと考慮したうえでのチョイスが行われ、そのうえで秘策をいくつか、ハードコアがお膳立てしている。抜かりはまったくない!
今回クローン男子に送り込まれた3人の女敵は、すでに元から研究所内で生息していた、ハードコアの傘下たちだった。
研究段階から仲間入りしており、古株ともいえる存在、そしていずれも、セックスと快感攻撃に精通し、特化した人間女性たちで、14歳の男の子とは、文字どおり大人と子供の違いがある。
真ん中にいるのがくのいち。女性の忍者である。ただし、本来の忍者とは現在でいうスパイであり、戦国時代から特に暗躍を続けてきて、戦闘行為よりは諜報行為、つまり敵の情報を伝え聞いて漏洩させ、裏をかかせるために派遣される存在だ。
後世の創作等によって、忍者の実像はゆがめられ、妖しい欲望のままに生み出されたのが、女性のシノビだ。それも、ただの諜報活動ではなく、まさに「おんな」であることそのものを駆使して、ターゲットの股間を篭絡する任務を背負う、専門職になっている。
彼女たちは、セックスに特化して、男から精液を徹底的に奪い尽くし、弱体化させたり、世継ぎを奪ったり、快感に洗脳された相手から、重要情報を盗んだりする。
そのための手法を確実に身に着けていて、攻防技能ともに、徹底的に高められ、修業を積んでいる存在だ。
くのいちは幼少の砌より、男の精を奪うための特殊な訓練を、徹底的に叩き込まれる。ほとんど女性だけで構成された、くのいちの里で、全身愛撫され、ハリガタをねじ込まれ、性感神経をとことん刺激され続ける。
それでも、アクメに至らないようガマンする習慣を教え込まれ、絶頂しないフラストレーションをも、自在にコントロールできる。相手の脈打ちと白濁液放出を体感することで、満足感に代えることができた。
それで彼女たちは、攻撃においても耐久においても、総精力の面でも、ずば抜けて高い生殖マシンに育て上げられ、10を数えるころには見習、14ですでに、実戦で経験を積む。
25を超えるころには上忍として、高く評価されるようになり、積極的に後進を育てる側に回っていく。
研究所に徘徊しているくのいちは、そんな修羅場をたくさん潜り抜け、大勢の精を絞り抜いてきたエキスパートの部類だ。
任務のためであれば、精通すら始まってもいない男子をも、夜に忍び込んで抱き、世継ぎ断絶目的で、その股間を不能にするくらいに、一晩で律動させ続ける。
この世のものとは思えない悦楽を、全身に加え責め抜いて、二度と欲情が起こらないように、あるいは成人後に正妻にも側室にも射精できないように、ありえない快楽を叩き込むことさえあった。
ピンチにも窮し、捕らえられた時には、性を生業にするだけあって、男女大勢から寄ってたかって、全身を責められても、一回も絶頂せずに耐え抜いたこともある。縄抜けは容易なため、敵集団が疲れ始めた隙に、脱出もできた。
当然、その相手集団に、くのいちたちは報復を忘れず、後日の夜更けに集団で忍び込んで、一網打尽にする。男の筒を一瞬で枯らすほどの膣感触と腰振りを誇り、女同士でも気絶または心臓発作に貶めるくらいの天国を見せつける。
彼女たちはごく短時間で、相手を腎虚に堕とし込む筒枯らしの術、幻覚、欲情勃起術、分身など、多彩な忍術と体術で、男の身体を知り尽くした攻防を得意とする。
どんな体位でも難なくこなし、どれほど愛撫攻撃やピストンを受けても、耐えきろうとする、難攻不落の女体を誇っている。
研究所内でも、くのいちは処刑用ないしは侵入者排除用で、確実に精液を奪い取り、その後はクローンたちを、数えきれないくらいイかせ倒して、仲間にし続けた実績を誇っている。
目の前にいるこの和風美人も、乳房をこねくり回して精神統一を図りながら、まだ精通の始まったばかりのクラモチクローンを、脈打たせる戦闘準備が、すっかり整っているのだった。
その隣に座って、こちらを見据えている美しい女戦士は、アマゾネスだ。
彼女もくのいち同様、アマゾンの集落、女だけで構成された村で生まれ育って、性戦闘術に特化した、攻撃的なセックスを得意としていた。
アマゾネスの村も独特の文化を持っている。村落にいる男の比率はおよそ1%未満で、ほとんど全員が、若い女性だけで構成されている。平均寿命が短いのは、生きている間に、肉体に無理をかけすぎたためなのかもしれない。
彼女たちもまた、幼少期から、ありとあらゆる性感帯を攻撃される特訓を受け続け、男の精液を奪うために必要な、技能と股間圧迫の訓練を、日夜ひっきりなしに受けて育つ。
同時に、戦士としての訓練も受け、筋肉が発達し、剣術、体躯ファイト、弓矢を用いて、侵入者を排除する戦闘能力にも長けている。
少女たちは、訓練を受け続けながら、その発育、得意分野、成績等に応じ、3グループに分けられていくことになる。
10年目以降、経血が始まり、受胎可能な肉体、下腹部と生足の女らしさを具えた時点で、彼女たちは「繁殖班」「戦闘班」「雑役班」に分けられる。
戦闘班とは、文字どおり村の周辺で見張り、敵の侵入を物理的に防ぐ役割だ。剣や弓で、侵入者を一人残らず根絶やしにして、誰もアマゾネスの村に入れないようにしている。
人類が重火器を発達させて、世界を席巻し始めるまで、それでも彼女たちは、独自の文化を築くことができた。それだけ、彼女たちの戦闘能力は非常に高いというわけだ。並の男では、力ずくで一切敵わず、運動能力や実戦で勝てる相手ではない。
繁殖班は、字義どおり繁殖だけを専業にし、戦闘行為からは離脱していく。剣の柄を握りしめてこわばった手を、再び元来のなめらかな女手に磨き直し、筋骨のたくましさはある程度残しながら、全身の女性的な部分を、性的に魅力的な状態に改造することとなる。
彼女たちの役割は繁殖のみであり、男たちの精を子宮に受け続け、誰の子であっても構わずに出産する。
産んでもなお性的魅力にあふれていれば、立て続けに次の男たちの精を絞り上げ、快楽一辺倒で、全身のありとあらゆる部位でペニスを高め、最後には強すぎる締まりを誇るオンナで白濁液を絞り、また妊娠していく。
戦闘班のアマゾネスたちは、侵入者をほぼ100%排除するが、それは村の伝統と、女性の主導で運営される村落運営を維持するためだ。村に男たちが入り込んでくるなら、あの手この手で浸蝕が続き、いずれは男性主導の村落に革新されてしまう。
彼らは閉鎖的で小規模な村の政治では飽き足らず、外へ外へと目を向け、支配権を拡大することばかり、考えるようになるだろう。
もちろんそうなったときには、アマゾネスの主導で長い年月続けられた、閉鎖的な村は乗っ取られ、消滅してしまうこととなる。これを防ぐのが戦闘班の役目だ。女性たちのおよそ半数弱が、この仕事に従事しているので、ガードは鉄壁になっている。
が、そんな戦闘班たちの眼鏡にかなう男性が侵入を試みたり、うっかり迷い込んでしまったりという場合は、多少事情が異なってくる。
戦闘班といえども女であり、彼女たちの多くが惚れこめるほどの容貌と雰囲気、つまりは子孫を残しても、丈夫な後継ぎができそうな子種の持ち主であれば、あえて侵入を許すことがある。
というより、遠くから催眠効果のある毒を塗った小さな矢を当て、身体の一部に傷をつけるだけで、前後不覚にさせる。その隙に集団で捕まえ、村の中に運び込むのだった。
とはいえ、戦闘班はあくまで物理的な戦闘に特化していて、力ずくで捕らえるところまでは行うが、その先は繁殖班にゆだねられる。
当然、戦闘班の女たちが「この男なら丈夫な子を作れる」と確信していれば、繁殖班たちも同じように考える。
近代社会では、生活生存のために経済的な力が欠かせないが、それを一切抜きにして、貧しくても野性的な男に対し、外見がよいだけで徒に攻撃的な男が、女たちに好まれるのに、どことなく共通する点はある。
ただし、アマゾネスたちが「この男なら」と見染めるのは、必ずしも野卑で見た目の良い、オラついた輩ではない。むしろそういう手合いは、目先だけで長続きしないことを見抜かれ、剣で頸動脈を一発で切り裂かれて終わるだけだ。
彼女たちに選ばれやすいのは、性衝動に強く、一度に何度も射精が可能で、性行為に強い関心を持ちつつ、ほとんど女体に飽きることがない、つまり多く子種を吐き散らせるタイプだ。
ひ弱であっても若年であっても、もちろん初老であってもなお絶倫であれば、繁殖班の女体に与ることができる。
野生の勘に近い嗅覚で、彼女たちは精通前の男の子でも、すぐに可能性を見出す。そういう子でも容赦なく、繁殖班たちの夜伽に強制参加となる。
繁殖班は、村の女たちのおよそ2割で、その役割は女王バチに近い。ひたすら昼夜問わず男たちを襲い、薬草の力も借りるが、大体は勃起させる方法を、何通りも心得ていて、それを駆使して、彼らから枯渇するまで精を子宮に奪う。
一日もすれば、また生殖細胞が作られるので、一度枯渇しても、また大勢の女たちに囲まれて、搾精天国が日夜問わず続けられる。
連れ込まれる男に対し、10人近くが群がって、集団でハメ込んでは射精させ、イッた直後でも、薬草で強制勃起させては、次の女がペニスを飲み込む。
彼女たちは誰の子でも産み落とす。出産というものはリスクも高く、絶命または女体としての劣化が、いつ起こってもおかしくない状況に立たされる。朝な夕なにセックスだけしている集団も、戦闘員たちと同じように、生きるのは楽ではなかった。
繁殖班は新陳代謝のように、毎年入れ替わっていって、若い娘が参入し、大勢を産んだ者はその役目を終える。こうして、捕らえてきた男から、超絶テクニックで搾り上げ、枯れ果てるまで精を受け止め続け、村の次世代を大勢送り出していく。
他の人間と変わらず、彼女たちは男女を産み分けることができず、だいたい半々、わずかに男児が多くなるのは同じだ。
男の子は先々において、アマゾネスの女性支配を脅かす危険性があるため、人知れず集落の外部に、事実上の追放となる。彼らは生涯、自分の出自も、アマゾネスの村落のことも、知らされはしない。
ごくわずか、10人足らずの男の子は村落で育てられるが、彼らが繁殖のための種馬になることはめったにない。血筋が濃くなってしまえば、遺伝の異常もありうるため、閉鎖的な村の内部で育てられた男たちが、次世代の繁殖班と交わることはほとんどなかった。
彼らは精通まで大切に育てられるが、そのあとは、ほとんどモノ扱いになる。マスターベーションをひそかに覚え、精液が出たことを、閉ざされた管理社会は決して見逃さない。
彼らはその日から、日々特殊な薬草を飲まされる。それは、性欲と勃起を24時間維持したまま収まらなくなる成分と、出された精液内部の生殖細胞を、不活性化させる成分がブレンドされている。
そのため、いつでも射精しまくる日夜を余儀なくされながら、彼らの子孫が誕生することは、ほぼ皆無というわけだ。
精通が始まった少年から大人の男に至るまで、アマゾネスの村に残された男たちは、彼女たちにとっては、ただの道具に過ぎない。
牢に入れられて、行動の自由を奪われるが、頻繁に外に出され、彼女たちの性の慰み者になる。男たちはギンギンに欲動にたぎっているので、起きてから寝るまでセックス漬けになっても、それを嬉々として受け入れるしかなくなっている。
彼らは、年端もゆかぬ、アマゾネスの卵、役割を振り分けられる前の女児たちにとっては、セックスの訓練用に用いられ、男の子から大人まで、その精を奪う方法を、実践で学ぶのに用いられる。
繁殖班との性交は厳禁であるが、ほかの女たちとなら許される。戦士たちといえども性欲は当然残るので、彼女たちの性慾解消にも用いられる。
猛々しい女闘士たちも、強引な搾精行動で、自分がイクまで肉バイブを責め続け、何度吐精しても、決して結合状態から解放することはない。女性側がすっかり満足するまで、何時間かかろうとも、延々と股間同士が摩擦し続ける。
やっとその戦士型アマゾネスが満足しても、彼らにはさらに次々と、別の女たちが群がり、のしかかってくる。気持ちいい刺激から逃れる手段はない。
そうして、たまたま彼女たちから解放されても、牢に戻されるだけで、疲れ果てて眠る以外は、薬草のせいでギンギンに性欲がすぐ回復して、悶々とし続けてしまう。
オナニーなどしようものなら引きずり出されて、またもやなま結合で、せっせと腰を振られて、彼女たちの全身で搾り取られるだけだ。男たちは悶々としながら、外に出されて慰み者になるのを待つ身分だった。
戦闘班がおよそ半数、繁殖班が2割、残り3割強の女たちは、雑役班に分類される。たくさんの子を産み終わって、役割を終了した繁殖班の女性も、ここに組み入れられる。
ゾウエキと銘打たれているだけあって、食料をはじめ衣食住の生産活動、労働全般、武器の製造、マッサージ、子供たちの世話と訓練、早朝から深夜まで働きどおしの身分だ。雑用の一切合切が任されている。
そのために繁殖班がセックスに専念、戦闘班が武闘訓練と実践攻撃に専念できる。戦士タイプにも子孫出産タイプにも適性がないという判断であれば、みな雑役班になる。外見もテクニックも、身体能力も頭脳も、総合的に見られた結果でもある。
とはいえ、牢に入れられた1%の男たちとは、決定的に異なる。身分上は、雑役班が一番上に位置づけられる。
彼女たちは戦いにも向いておらず、性の訓練でも及ばなかったが、その代わりに頭が良かったり、手先が器用だったり、弁論術に長けていたりと、それぞれの適性を見極められている。
村全体の政治的な決断や相談事、裁判のような裁定さえも、雑役班の仕事。つまり、事実上の統治者たちでもあった。
男たちは、この雑役班の性欲解消にも駆り立てられている。
こうしてしっかり役割分担が出来上がったうえで、男を追放または排除しつつ、ごく一部を取り込んで、性欲の道具にしたり、繁殖のために捕まえたりしながら、村のルールを守り通してきた。
クローンの目の前にいるアマゾネスは、繁殖班の中でも、飛び切りセックス能力に長け、どんな男でも、あっという間に精液を奪い取れる膣感触と、それに見合った上質テクニックを極めた、女の気性激しい、快感兵器そのものだ。
研究所内でも、その技能と肉体能力、精力の高さなどが買われ、大いに活躍してきた実績があった。並の男では、即ハメ即出しの憂き目に遭うほど、全身の具合がよく、肌感触も極上に磨き抜かれていた。
最後に、バニーガールもすっかり準備を整えている。彼女たちは、生まれつき性交の訓練を受け続け、物心つく頃には、肉体で男を射精させるのが日常茶飯事、連日当たり前のように行われる環境下で育てられる。
北欧系の美しい顔立ちと真っ白い肌で、女体そのもの、ありとあらゆる部位で、男根を脈打たせるのが毎日のノルマとなる。人権概念を取り除かれた環境下で生まれ育ってしまったため、そのことに何らの疑問を思い描く余裕がない。
ただ、メンス前から、性的快感というものが、とても気持ちの良いものだという実感を全身に与えられ続け、すっかりそれだけを、生きる目的と刷り込まれているため、日々訓練しながら、いかに手早く、一本でも多く絶頂させるかを競い合ってきた。
とりわけ風俗テクニックの一通りは、すでに10歳段階では、完全にマスターしていて、あとはこれを駆使して、体液を吐かせるのが目的のすべてとなった。思考もそれだけしか向けられない、ニンフォマニア的な精神に育て上げられてしまう。
女体と美貌で生活手段に換えるので、彼女たちは幼いうちから多額の収入を得ている。秘密裏のパーティにも駆り出され、夜の性奉仕まで含めて、報酬をたんまり得ることができる。
そういうバニーガール育成機構も、秘密組織ではあるが、他の風俗会社や、かつての遊郭のように、”アガリ”を大幅に搾取するようなことはしなかった。最低限組織が維持できれば良いという考えのもと、報酬のほとんどは、彼女たち自身のものとなる。
バニーガールとして生足を常に露出、のぞき込めば胸の谷間が見えるような、きわどい格好で、食べ物や酒をふるまい、男たちを魅了する。それだけでも十分に収入源となったが、さらに金のある男からは、精と報酬を深夜まで吸い尽くすことができた。
幼少時代から、性感刺激を先輩たちから受け続けてしまったために、快楽への耐性が完璧についてしまっており、今更ペニスを受け入れ、愛撫を徹底されたところで、ほとんど音を上げることなく、棒の方が白濁液を出して、根負けしてしまう。
彼女たちの肉体は通常の女性とは比べ物にならないほど極上で、何もかもをなげうってでも、このバニーガールを抱きたい、借金してでも通い詰めたい、という男は後を絶たなかった。
彼らに風俗テクニックを次々叩き込んで律動させ、それでも勃起が収まらなければ、股間で妖しい腰振りをパツパツ続ければ、夜更けまで何度でも射精させることができた。
そのバニーガール、手技も口も素足もオンナも、数えきれない百戦錬磨の状態で、童貞クローンの前に現れている。非の打ちどころのない、白く美しい姿態と金髪が、おとなのレディとして、少年の心を高鳴らせ続ける。
くのいち、アマゾネス、バニーガールという組み合わせには、レベル感のほかにも、大いに共通点があった。
幼いうちからセックスの訓練を受け、快感に耐性がついていること、子供から大人まで数えきれないペニスを、精液祭りに搾り上げてきたこと、自身の肢体で、男を快楽漬けにすることだけが目的になっていることだ。
ただし、バニーガールは人間の世界で育ち、一定のテクニックと耐性が整って社会生活を送り、アマゾネスは、閉鎖的すぎる狭い世界でしか育っていないため、狙う男たちは普通の子供から大人までの、変哲ない男だけだった。
これに比べてくのいちは、性の強豪となるような男の敵であっても、快感で打ち倒す必要に迫られ、生き残るために、人間離れした体位でも難なくこなせるほど、攻防に長けている。その点、くのいちが頭一つ分だけ、レベル感に差が出ている。
それでも、女としてはかなり高度な搾精能力を誇り、中に悪魔が混ざるといった、アンバランスも発生しない組み合わせなので、この3人であれば、例のバグが起こる要素もなかった。
そして、性の手練れたちばかりなので、ずいぶん年上のおとなの魅力を、精通したての童貞男児に、一気呵成に叩き込むだけで、クローンに20回分の天国を見せることは難しくない。
色気たっぷりの成熟しきったレディたちの肉体に対して、彼はなすすべもあろうはずがなかった。
そして……。
かてて加えて、ハードコアは、このくのいちに対して、ある秘策を施すよう命じていた。これがあれば、淫闘気パネルの関門をも、やすやすと突破できると、正確に予測できている。
その予測は間違いなく当たっていると言い切れるほど、精度の高い計算なのであった。
長期戦になりはするが、弱体化のダメージが深刻になる前に、その秘策で徹底的にカタを付ける。おとなの美女たちに与えられた使命はそれだ。
「淫闘気パネルがあるからね。並の責めでは勃起さえもさせられないだろう」
「たしかに……こうやって下腹部をくすぐりまわって、瞬時に勃起できるはずなのに」
「女の全身がべったり密着しておるのに、さすがは淫闘気パネルといったところか。だが・・・・ふん、いつまで持ちこたえられるかな?」
「うぐぐっ……! ま、まけないっ……!!」
大人の完熟したやわらかい手の群れが、クローン少年の全身を甘美にくすぐり、撫で回し、男の身体の感じやすい部分を付け狙って、じわりじわりと愛撫攻撃で高めていく。
バニーガールも、どこを愛撫し、くすぐり撫でさすれば、男の全身をゾワゾワさせられるか知り尽くしており、それに忠実に手を動かしている。実際クローンは、そのくすぐったくやわらかい女手に、全身しびれたようにゾクゾクさせられている。
アマゾネスも同様だった。出し切った男に対し、勃起と射精を促進する薬草をキスで口に含め、萎えたペニスを復活させるのが、彼女たちの常套手段であるが、あいにくアイテムとしてのそういった薬草類を、このアマゾネスは持ち合わせていない。
にもかかわらず、両胸板と脇の下へのくすぐり愛撫だけで、年端もゆかぬ、性に不慣れな男の子供など、ものの数秒でいきり立たせる技能は、幼少の頃より徹底訓練されているので、それを発揮して、気持ちいい撫でさすりを続けている。
くのいちも、性を知らぬ男児を仰向けにして、その真下に潜り込むことで、生足も下腹部も乳房も、彼の後ろ側全体にべったり密着、ぐににぃっとやわらかに潰れてきて、むぎゅうっとくすぐったい弾力がはりついてしまえば、勃起可能な男は耐えきれない、と計算しての寝そべり位置だった。
とりわけ生足の動かし方をしっかり心得ており、下からすりすりとこすり立て、少年の下腹部にまとわりつく、シコシコなめらかな感触を刻み付ければ、時間をかけずに、瞬時にしてペニスを欲情させることが可能だ。
くのいちは、例えば敵となる主の息子、幼い男の子であっても、こうやって背後から半裸で抱き着いて、大人の女の身体が、どれほど抱き心地の良い感触なのかを思い知らせ、知らず知らずのうちに、男としての器官を、ぴょこんとはちきれさせる術を心得ている。
あとはしこたま抜きまくって、一晩で世継ぎができないほど枯れさせることもできる。
淫闘気パネルの闘志と抑制がなければ、この熟練レディ3人がかりの愛撫で、耐えきれるはずはなく、すぐにでも、1,2秒でフル勃起に持ち込むことは簡単なはずだった。
あらためて言うまでもないところだが、直截ペニスをいじりしごき揉み、舐め上げる刺激で強制勃起はできなくもない。むしろその方が手っ取り早い。
だが、パネルは彼の体液そのものから、強い催淫毒を女体に送り込む。揮発して、強い妖気が3人になだれ込んでしまう。カウパーを大量ににじませるような強制勃起は、欲情のさせ方としては得策ではなかった。
あくまで、じっくり柔肌を密着させて抱き着き、周辺を愛撫して、彼自身が異性の肉体に性的な意味を紡ぎだし、自分から勃起して”敗北感”を与えることが肝要だった。
そうすることによって、パネルの淫毒を抑制させつつ、射精時の精神エネルギーも、最大化するのだった。
「これも計算のうち。……ふっ。なぜおぬしの目をふさいでいるのか、じきにその意味が分かるだろう!」
くのいちは右手で、少年の両眼を塞いでいる。この動作にも当然、意味はあった。目隠しの状態なので、アマゾネスやバニーガールの裸体を目の当たりにできなくさせたが、そもそもその必要がない。
ハードコアの”秘策”、くのいちの特殊忍術が、大量の魔力を伴って発動していく……!
「覚悟ッ! 魔忍法、幻惑の術!!!」
クローン男子の脳内に、まったく違うシーンが流れ込んできた!
それはくのいちが見せる忍術の中でも、かなり高度なもので、元来だと、ここまでの技能は出せない。ハードコアの魔力と混ぜることで、彼に確実な幻覚を見せることができた。
幻術であるとはいえ、ハードコアの魔力を孕んだものであり、それは幻覚といっても、まったくなまなましく、ありありと本物の肉体が、目の前にあるようにさえ思えるほどだった。
それも当然であった。
クローンの脳内に直截流れ込んでいるシーンは、ただの幻覚ではなかったのだ。
「あうぅうぅ……っ! あふおふう……! あっあっああっ……お兄さん……いいっ……すごい気持ちいっ……んああ……!」
「はっふっふっふうっ・・・!」
そこに映し出されていたのは、一組の男女の、本番行為、結合の生々しいシーンそのものだった。
オナニートラップのようなホログラムではない。クローンの脳内で、細胞や毛穴までしっかり見えるくらいに、クリーンに再現された、”過去のシーン”そのものであった。
だから幻覚として映し出されているというより、過去の状況がそのまま、映像以上に肉体そのものが、クローンの脳内で強制的に再生されている。
それは、大人の男性が、女子高生の若い肉体を、正常位でハメ込んで、ひたすら大きくピストンし続けている様子だった。
この男性は、かつてこの研究所で、悪の研究に手を貸していた、育成部署の職員であり、研究所の計画の一端を担っていた研究員の一人だった。
女子高生は、つい先ほどまで外の世界にいて、無作為なワープ技術によって、強制的に研究所内に転移させられ、ハードコアの傘下である女性モンスターに攻撃された挙句、レズ行為で胸と性器を刺激されまくって、絶頂敗北したばかりの娘だった。
彼女は訳も分からないまま、この迷路の中に迷い込む状況になり、すぐさま差し向けられた女の怪物に襲われた。
制服を脱がされ、嫌がっている中でくすぐったい性感刺激を与えられ始め、そこに気を取られた隙に、貝合わせと胸揉みを集団で加えられていって、全裸になったタイミングで、アクメまで一気呵成に堕としこまれてしまっている。
状況を理解できないまま、快感に篭絡されてしまい、不本意にイッてしまったために、即座に洗脳され、拉致同然で捕らえられたはずなのに、元の場所に帰りたいという願望を、すっかりなくしてしまった少女だった。
彼女は自身の女体を、快感のためだけに捧げるよう洗脳されきっている。女子高生という若い肢体を武器に、精を吐かせる道具になってしまった。
自分の肉体が気持ちいいこと、子供から大人まで、どの男性でも脈打たせられる全身を、すでに具えていることを強く自覚し、それを駆使して、一本でも多くの男根を律動させようとする意志しか持たなくなっていた。
だが、洗脳が完了したところで、少女は性経験がほとんどなかった。処女はだいぶ昔に捨てているけれども、人数経験自体は、ほとんどないに等しい。
性欲はマスターベーションで満たすだけであり、男に抱かれるビッチな日常を送るのではない、ごく普通の女学.生なのだった。
マスターベーションがアクメを呼び起こすなら、女敵からの性感刺激に弱いのは当然でもあった。
女同士だからこそ、感じやすい場所をとことん責め抜かれ、自分が普段気持ちいいと思って、いじっている場所を的確に、数人がかりで一気に刺激されてしまえば、目先の快感で思考が停止し、そのままびくびくんと、大量の愛液を吐き出して、多幸感に襲われるのは時間の問題で、実際にこの娘も、3分程度で、ハードコアの仲間入りを果たしている。
その様子を24時間、全角度から観察して、どのくらい女敵の人数が増えたのか、それぞれのレベルや実力はどの程度か、彼女たちの肉体のどういうところが魅力で、またどういう部分に弱点があるのかを、つぶさに観察して記録、弱いところを補強して、強化していくのが、育成部署の研究員の仕事だった。
そのためには、男性経験を多く積み重ねる場合も必要だ。バイブを送り込んで、何度も何度も気絶するまで出し入れし(研究所のバイブは特殊な仕掛けで、オンナをめがけてねじ込まれ、自動でピストンする)、股間を鍛えるのも重要ではある。
が、ホンモノの男性に抱かれる経験が皆無のままでは、戦力として心もとない。大人の男の人に抱かれている安心感や充足感が、少女たちを感極まらせ、射精させるどころか、返り討ちに遭ってしまう。
そうはいっても、やはり外部から男を送り込んで、セックスさせるだけでは十分でもない。そこで、研究員たちが自ら手ほどきをし、少女たちを鍛える場合も出てくるというわけだ。
どの部署のどんな研究員が、こういう場に駆り出されるかについては、彼ら自身知らないままだ。ほとんどランダムに決まると思っている。決めているのはハードコアだからだ。
ハードコアの方は、計算によって、造反の可能性がわずかでもある者、研究所の仕事に不満感をわずかでも抱いた者、ぽっそりと誰にも聞こえないところで、独り言で不満を口にしてしまった者、まだ無事だった研究所上層部に対して、不満を抱いている者などを敏感に察知して、そういう男から選ばれている。
とはいえ、研究員たちは、セックスという禁断行為でタブーなしに、快感だけを軸にして、人間をコントロールするという計画に加担している。
人権もない、人道にも外れた、支配層の意のままに操り人形を作る、そのために悪魔の力さえ借りようとする、上意下達で上の者たちの権威が絶対化されている。
秘密保持のために、厳格で煩瑣な手続きをたくさん踏まなければ、次に進めないなど、不満要素や反対する要素は盛りだくさん。
メンバーの誰がターゲットになっても、おかしくはない情勢でもあった。そのため彼ら自身は、無作為に選ばれていると思ってしまうのだった。
実際に、ハードコアの傘下となった女敵たち相手に、精液を吐き出してしまえば、研究員といえども、無事ではない。そのまま洗脳され、瞬時にして女体化してしまって、女敵の仲間になる。
それまでの記憶のほとんどがなくなり、目的もハードコアが仕掛けた命令だけでいっぱいになってしまって、自分の名前すら思い出せなくなってしまうのは同じだった。
安全地帯以外で射精することは禁止されており、女敵がいる場所は、決して安全ではない。そこで彼女たちを実際に抱いて、セックスに及ぶというのは、たいへん高いリスクを伴う任務だ。
中には任務以外で、自身の欲望に負けて、ひそかに彼女たちを抱きに行く輩もいるが、そういう男たちはもれなく女敵化して終わり。禁止事項を破ったんだから当然の報いである。
それに対して、任務として彼女たちの育成と強化に当たる男たちは、その気持ちいい肉体の快感に負けないように、細心の注意を払いながら、粛々と女体をイかせ、元の安全地帯、研究部署内に戻ってくる必要がある。
実際に、研究員たちはいくつもの訓練を日々受け、性欲と快感をコントロールしつつ、異性の肉体を絶頂させる手段を、いくつも心得ていた。
訓練ドールで女体の感触に慣れ、安全地帯で魔性の膣でしごかれても、射精しないよう踏ん張る訓練、いやらしい現場を、起きている間随所で凝視し続けても、勃起しないようにする訓練。
快感を受けても脈打たないよう、フェラロボ、手コキロボの攻撃でも律動しないようにする訓練。女の肌と同じに作られた精巧なダッチワイフを抱き続けても、イかない訓練。
そのうえで、女体の性感神経の場所、どこをどのタイミングで愛撫すれば、大きな性感刺激となるのかを生理学的に熟知し、人形たちで練習を積み重ねる。ペニスのピストンの仕方、体位の訓練も行われる。
攻防ともに鍛えられ、性科学の知識も万全だ。つまり彼らは、悪魔の研究を進める傍ら、自分も日夜特訓し続けて、スキルアップしている。うっかり快感に負けて精液を放ってしまっても、安全地帯なら無事だ。
それに、どうしても玉袋に液は溜まっていってしまうので、オナニーを含め、安全地帯の中で、毎晩、性欲処理をしておく必要もあるのだった。そこでは射精しても咎められず、安全地帯である限り、ハードコアの影響は及ばない。
たしかに女子高生の、若くはつらつとした肉体は大変魅力的ではあるが、その肌の感触も初めてではなく、10~30歳のそれぞれの年代と同じに作られた、ダッチドールで訓練済み、こなれている。
研究員たちにとっては、その股間でさえ、甘美ではあるものの、簡単に射精してしまうほど弱いわけではなくなっている。
そうした事情も手伝って、危険地帯でセックスをする、それで女敵に敗北射精せずに帰ってくる、その任務はさのみ困難を極めるわけでもなく、彼らからすれば、日常の業務の一環として、1,2週間に1度は、ランダムにその順番が回ってくるものだ、という認識程度だった。
事実、任務として危険地帯に送り出された研究員が、帰還できる確率は80%を超える。
彼らはそれだけの知識と訓練を身に着けたうえで、規律正しく自分の欲動を上手にコントロールし、ペース配分を分かっている。
快楽を旨とする研究所だからこそ、研究員たちは厳しいルールと厳格な行動を要求されており、ミスは許されない。体型も顔つきも似通ってくるし、髪形も統一され、通信・データ収集機能を兼ねた伊達メガネも統一されている。
研究員たちはお互いに、外見では見分けがつかないほどになっており、そもそも氏名は明かされていない。番号で呼び合う規律となっている。
それは、彼らがこの研究所で労働するにあたって、半年の期間、館から出ることはできず、寝起きの時間も交代制で決められており、食事も統一されている。
危険地帯もあるため、入退室の制限もかなり厳しく、軍隊に近い厳しさの中で、24時間生活しなければならない。起きてから寝るまでが仕事の時間であり、眠っている以外は、ほとんど自由時間もない。
睡眠の時間帯も、シフト制で決まっている。勝手な勃起は許されず、研究活動中に、裸で絡み合う男女を目の当たりにし続け、うっかりしてしまったら、安全地帯でマジックドールに訓練されながら、精液を抜いてスッキリしてから、戻ってくる決まりだ。
そして上から与えられた目的だけを、忠実に実行し、観察し、データを積み上げ、より完璧な洗脳手段を、確実に仕上げていくのが仕事だ。そのためにえりすぐられた、コンピュータや生理科学に詳しい、エキスパートばかりが集められている。
彼らは厳しい任務を半年間こなしたうえで、秘密保持の鉄則のために、記憶消去装置に入って、外に出るときには、内部の出来事をすっかり忘れてしまう。
が、口座にはそれだけで、数千万が一気に振り込まれているというわけだ。彼らは研究所での仕事がおいしい、たいへんではあるがかなりの報酬が出ることだけは覚えているので、2回3回と応募して、大金持ちを目指す。
そうした背景から、研究員が危険地帯で、女子高生を相手に、正常位でピストンし続けていても、この男性が若い女体にほだされることなく、むしろ彼女をアクメ寸前まで一気に追い込むことができている。生還率8割は伊達ではなかった。
緑髪の未熟なウブ女.学生も、10歳ほど年の離れた大人の、さらに熟練したペニスを股間に受けてズリズリされ続け、その気持ちいい硬い感触に、感極まっている。研究員の精力はさのみ減少していないのに、女子高生の方は、すでに多幸感寸前まで高められていた。
正常位で突き立てるペニスの上下、その腰振りのタイミングとスピードは、まさに計算どおり訓練どおりを発揮している。
それで男性経験が少なすぎる女の子を、一気に感じさせ、イクまで高めることができている。それらの精力の減少幅も、男女ともに、研究所側にデータとして採取され続けていた。
「あうう……お兄さんっ! お兄さんっ……わらし……もうあっぐうう……!!!」
女子高生はビクビクンと、上から抱き着いて腰を振る大人の男根にすっかり病みつきになり、イク寸前のゾワゾワ快楽に、天にも昇る満足感を覚え始めていた。
場所は研究所の1階の小部屋。ここは部屋同士が隣り合っていて、小部屋を渡り歩かなければ次に進めない、迷路のような構造になっている。
いま、この2人の周囲は、完全に壁に塞がれ、通気口だけがある。男女ともセックスする以外に、ここから出る方法はなくなっていた。男女が抱き合うだけで、前後左右は壁という狭い空間だった。
そのため逃げ場が決してない状況で、どちらかがイクまで、結合が続けられる。女子高生は大人のテクニックに酔いしれ、ひくひくんと愛液を垂れ流した直後、びっくんと全身をのけぞらせて、あっさりイッてしまったのだった。
彼女はそうやって、男の経験を重ねていきながら、実戦に耐える女体に鍛えられていくことになる。
「あうう! もっと、もっとちょうだいいい!」
「あふっ、はっ、ふっ、ふっ・・・・・!」
すぐさま、次の娘が研究員の下に送り込まれた。絶頂した緑髪の娘が消え、別の場所に転移した代わりに、次の女子高生が、彼の真下にワープしてくる。
狭く壁に閉ざされた空間内では、研究員は次の女学.生に、またもや正常位でペニスを収め、同じように腰を振って応戦し、このみだらであどけない肉体をも、昇天させなければいけなかった。
パツパツと腰を振りながら、研究員は自分の残り精力がどのくらいで、下の女の子の乳房や腹部のやわらか感触が、どのくらい気持ちよくて、ペニスを締めてしごくオンナの感触が、どの程度男の器官を気持ちよくできるかを計測しながら、一糸乱れぬ腰振りでピストンし、女体を悦ばせ続けた。
今度の娘はそこそこに男性経験がありそうだ。
同じように研究所に連れ込まれて、女敵化させられた娘であったが、その前段階ですでに、そのかわいらしすぎる外見で、彼氏のペニスを毎週のように受け続け、ぐにゅぐにゅうっとしごかれては、その硬い器官を昇天させ続けた実績がある。
コンドーム越しであっても、少女の膣感触は、あまりに甘美に締まり、ヒダが絡みついていい感触だ。彼氏もそれで毎回大満足という次第だった。
緑の娘よりも熟練しているし、ねじれ具合も突起の位置もまるで異なっている。研究員は、さっきの子より断然、気持ちいいオンナでしごかれながら、彼女の全身のやわらかさと肉付きが、高い魅力度であることを計測し続けた。
精力がじわじわ減っていき、射精に向けて、どんどん突き進んでしまっているのが分かる。
だが、この計測データから、研究員は自分が射精するよりはるかに早い段階で、この少女がアクメ天国に陥ると予見し、おそらくデータどおりに、そうなるだろうと確信していた。
このまま規定どおりに腰を上下させ続け、強く密着して抱き合っていればいい。負けるのは彼女の方だと、データが確実に示していた。
そもそも2人目と正常位結合することになるのは、研究員も分かっていた。休息のいとまもなしに、すぐ次の娘が下にワープしてくるから、正常位で同じように結合することになるのも、任務の一段階でしかなかった。
この研究員に与えられた任務は、ごくありふれたものでもあった。
”女子高生3人斬り”と俗称されるこの任務は、処女ではなくなっているけれども、性経験が未熟で、男を篭絡するのに十分な若い肉体を持っていながら、逆襲の性感刺激に弱く、割とあっさり絶頂してしまう女体を、快感に強い肉体に作り替えていく目的がある。
攻撃力は存分にありながら、その若くみずみずしい肌と、10代後半の気持ちいい膣圧で、どの世代のペニスも脈打たせることができるのに、防御の面と総精力の面で、課題が残っている。感じやすくイキやすい肉体を、実践で強化する必要があった。
研究員はそうした任務も難なくこなし、射精せずに3人イかせ倒して帰ってくる。多くの研究員が生還できる。そのくらいに訓練できている。
とはいえ2割程度の研究員は、あまりにやわらかく、若くていい感触の女体を抱き、興奮を抑えきれずに、意に反して精液をぶちまけてしまう。気を抜けば精神的に死んでしまう、危険な任務であることに変わりはなかった。
彼もまた、パープルヘアの美少女にぞくぞくっと精力を減らしつつも、このまま腰を振り続ければ、少女の方が先にイクと分かって、しっかり抱き合いながら、ペニスを出し入れしつつ、気持ちよさにほだされないよう、細心の注意を払い続けた。
それでも、じわりじわりと、引っかかるようにペニスに食いついてくる狭いオンナの感触は、出し入れ一回一回が、ぐにゅずりっと心地よく、数ピストンに一回程度、お尻の奥がきゅんとくすぐったくなるのを感じる。侮れない少女だと思った。
彼氏持ちだったこの娘は、大きくのしかかって密着、全身前後させて女体の肉を、グニグニ揉むようにしてあげることで、さらに強い満足感と性感刺激になる。
それが計算で分かっているから、研究員も少女と強く密着しながら、ズリズリズリズリと身体を揺さぶり続け、彼女の股間を追い詰めていく戦法を採っている。
「あううっ……いくぅ!!!」
ぞわわわわ!!!
あどけない顔立ちながら、胸の大きな女子高生は、研究員のおとな男根に耐えきれずに、絶頂してしまった。大好きな恋人のことなど、性経験以外、完全に忘れきっている。
イキ負けても、彼氏以外の年長者の大きな股間で、ズリズリされた経験が残る。これを積み重ねれば、やがては防御力も付き、簡単にはイかないほど、精力値を高めることもできるようになっていくだろう。
「はあっはあっはあっはあっはあっはあっ・・・・・・」
「ぅっく……んっく……」
おさげの女子高生が3人目だ。こっちは処女膜を子供時代に破られてから、男性経験がない。
中学を出たばかりの、あまりに不慣れな少女だった。若すぎるがゆえに攻撃力ははるかに強くなるが、いかんせん男を受け入れた体験が少なすぎて、大人の異性をじかに膣に受け止めた感動が強すぎた。
ぐんぐん精力が減っていき、禁断の本番挿入が、自分の身で起こっていることに酔いしれてしまっている。
研究員は、苦悶の表情を浮かべながらも、うーうーうー……とうなるようにあえぐ美少女の締め小股の中で、おとなの大きなペニスを出し入れし続けるしかない。
10以上歳の離れた女の娘は、突けば突くほど甘美に強い締まりで返してきて、ペニスをぎゅうううううっと絞るようにしごき立ててくる。
うら若い16歳は、両手を腹部に乗せてお兄さんに身を預け、正常位でピストンされるに身を任せ、急激に高められていく全身の快感に、すっかり我を忘れてしまっている。
彼女は女敵として完成すれば、ほとんどの男を虜にできる。だが、そうなるまでには、経験値をもっともっと重ねないといけないのだった。
あまりに若くあどけないので、高校女子という認識すら危うくなってしまう女体だ。それだけオンナの具合がよく、若く圧縮してくる下腹部によって、おとなのペニスが悲鳴を上げている。
こすればこするほど、がっつり精力が削られ、気持ちがよすぎて、うっかりすると脈打ってしまいそうだった。
少女の攻撃力が絶大に高すぎる。余裕で3人を切り抜けられるはずが、研究員自身も、危ういと感じる危険水域にまで、ペニスはとろける圧迫でしごかれ続けてしまっていた。
「あっふ……気持ちい……うぐ、だめっ……出してたまるか……うっく、うっく・・・・」
ばちゅっばちゅっと腰を大きく振り立てて、女の娘を悦ばせ続ける。すでに彼女も、イク寸前まで高められている。だが、そのまま絶頂に至る寸前で、なぜか急に持ちこたえてしまい、彼女は計算よりも長く、研究員の正常位を、長時間受け入れ続けてしまった。
すでにペニスは40分近く、若娘の股間にねじ込みっぱなしで、その収縮し続けるオンナの若い器官に圧迫されっぱなし。それを正常位の腰使いで、ずりゅずりゅずりゅとしごき続けている。3人目になってくると、さすがにかなりきついと感じた。
だがそれでも、あと少し、もう少し踏ん張れば、この子もイクと計測上分かっているから、もうひと踏ん張りだと奮起し、研究員もお尻の奥に力を込めて、多幸感を無理に抑えつけ続けた。
なんとか……3にんまでなら……このままこの子を……イかせてしまえば、それで帰還できる、あと3分もいらないはずだから、もうちょっと、何とか持ちこたえるんだ……計算では3人までなら、ギリギリでもなんとか乗り越えられるはずなんだ、もっと余裕があったはずだけど、ギリギリになったけど、持ちこたえられないはずはない、あと……ほんのわずかのガンバリだけなんだ……!
研究員は強く強く自分に言い聞かせながら、女子高生になりたての強い攻撃力を誇る女の娘に、大きく硬い器官をひたすら出し入れし続けた。そして……!
「ぅ~ぅ~ぅ……ううあ!」
ひくくくん!!!
女子高生レベル1の若い気持ちいいカラダが、ついに大人の出し入れに、すっかり虜となり、全身を震わせて絶頂を迎えた。これで……研究員はイク寸前まで追いつめられながらも、任務どおり、女子高生3人斬りの任務を完了させたことになる。
ここまで追いつめられてしまうことは計算外ではあったが、3人は持ちこたえられるというデータは裏付けられていた。データどおりの展開になったことは、研究所サイドも、しっかり記録として蓄積されていく。
あとは、安全地帯に戻って、訓練ドールかダッチワイフ……いや、もうここまでイキそうになっているのだから、自分の手だけで1分以内に射精できそうな気さえした。早く戻って、任務完了にしなければ。
「んんああああ!!! そんなっ……そ、そんなぁッ!」
「おにいさーん……気持ちいーいでしょ~~♪ 私、自信あるんだから。ほら、このまま出しちゃっていいからね~? ガマンできないくらい、いっぱい締まってて……おにいさんのチンチンがヒクついてるのも分かるよっ!」
「なんで……あうう……うぐぁ……ばかな……」
「ヒダの密集やばいでしょー♥ 私、すっごい気持ちいいカラダしてるから、もう限界だったおにーさんなんて、かーんたんにドバドバさせてあげられるよー☆ ほらッ、早くビュルビュルしちゃいなよぉー!!」
研究員は3人をイかせ倒した直後、4人目の女子高生が真下に滑り込み、彼女の主導で正常位結合に持ち込まれ、きゅ~んと強いくすぐったさが、前立腺の奥からこみあげてくるのを、ふにゅうっと潰れる乳房やおなかの肉が、やわらかく密着してくるのを、どうすることもできなくなった。
完全に計算外で、そんなことがあるはずもなかった。たしかに、任務は女子高生を3人、正常位でイかせることだ。そしてギリギリながらも、その3人はイかせ終わった。任務は達成したはずなんだ。
こんなはずは……こんなはずは……あううっ、出ちゃいそううう!!
やわらかく密着してくる若い肌が研究員に吸い付いて離れない。女子高生は腰をぐいぐい上下させて、研究員をさらにしごき立て、内部で揉み続けて、ペニスをオンナ全体でとことん刺激し続けてくる!
「もうあきらめちゃいなよー・・・おにーさんは、もう射精するしかないんだよー?」
「そんなっ……話が……違っ・・・! あひぃ!」
「昨日、機密文書をA65のチップに保存したでしょ。」
「あ、あれはミスだ……すぐB65に入れ直して、間違えたほうは消去、した……」
「だぁめ♥ そういう小さなミスが機密漏洩になっていくんだから、許されないんだよ。くすっ……3人斬りの任務は、ウ・ソ☆ おにーさんはこの閉ざされた狭い部屋で4人目の女子高生に抱かれることに、初めから決まってたんだよ。」
「そ、そんなぁ……」
「3人までなら耐えきれても、4人目は限界でしょ。しかも私、すでに実戦経験豊富で、いっぱいおちんちんをドバドバさせてきたし、防御も精力もばっちり鍛えられてるんだから、もうおにーさんに逃げ道はないよ!?」
「ああっ……出る、出ちゃうう! 許して……やめっ……!!」
「ダメなものはもうダーメ。おにーさんは射精処刑って、上層部が決めたんだから。くすっ……もし万が一、おにーさんががんばっても、私がイッたら5人目が来るだけだからねー☆ さ、受け止めてあげるから、・・・・・・ドバっと出しちゃえ!!」
「んああああ!!!」
どくん! どばっ……びゅくうううう!!! どばあああ! バシャバチュウウ!!!
快感の体液が、強化され終わった4人目の女子高生の膣内部に、たっぷり吐き出されていく! 危険地帯での射精は1分以上続き、その耐えきれる以上の快感が全身を突き抜け、脳を完全に支配するほど、猛烈な勢いで駆け巡っていく。
そのあいだに、ハードコアの洗脳電波が、彼の精神を完全に乗っ取ってしまう。その先に待っているのは、研究員の事実上の死だ。
肉体は永遠を得るが、記憶もなくなり、自覚も消え失せ、女の肉体に一瞬で変化して、そのままセックス以外のことを考えられない、女敵の仲間になるだけだった。
それが分かっているのに、ペニスから次々吐き出される生殖細胞と、思考を完全に奪う絶頂快感が、この研究員をして、何もかもどうなっても構わないと思わせてしまう。
こうして裏切られて女体化し、消え去っていく研究員のデータも、研究所は確実に蓄積していく。この男は見せしめとして、機密データを、間違っても違う場所に格納してはならないと、ほかの男たちに思い知らせることとなった。
ごぼっ……
精を奪った女子高生は満足そうに、股間から体液をねっとり吐き出して、股間に入りきらなかった生殖細胞を垂れ流している。ほどなくこれも魔力に変換され、消滅することになる。妊娠はあり得なかった。
女子高生3人斬りのはずが、解放されることなく、ぎりぎりのところで4人目を抱かされ、あえなく射精してしまう。その一部始終を、研究所はつぶさに記録していた。
その記録がくのいちの手によって、魔忍法として、クローンの脳内に、はっきり強い映像として残されたのだった。